40代・50代の転職では、「年齢のせいで書類選考にすら通らない」「希望に合う求人が見つからない」と悩む人は多い。実際、転職市場では年齢が若いほど選考が有利である点は否定できず、ミドル層の方が転職のハードルは高い。
しかし一方で、大手人材サービスの動向調査(※)によれば、40〜59歳の転職者数はこの10年で約6倍に増加しており、以前よりもミドル層の転職市場は広がっている。こうした状況で、40代・50代に特化した転職サイトとして位置づけられるのが「from40(フロム・フォーティー)」だ。
本記事では、独自に収集したfrom40の口コミをもとに強みと注意点を整理する。さらに、40代・50代が転職を成功させるためにどのように活用できるのかを詳しく掘り下げる。
40代・50代の転職は決して容易ではない。しかし実際の評判や実態を踏まえ、適切に活用すれば、これまでの経験を武器に新たなキャリアを切り開くことも可能だろう。
目次
from40とは?40代・50代に特化した転職サイト

from40は、40代・50代のミドル・シニア層に特化した転職サイトである。営業、IT、介護・医療、製造、建築など幅広い職種を網羅し、全国の求人を取り扱っている。
公開求人件数は16,806件、非公開求人件数は3,000件以上であり、会員登録数は25,000人を超えている(2025年9月12日時点)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ダトラ |
| 会社設立年月 | 2014年2月 |
| 求人件数 | 16,806件(非公開求人3,000件以上) |
| 提供形態 | 転職サイト |
| 公式サイト | https://www.from-40.jp/ |
押さえておきたいのは、from40は「転職エージェント」ではなく「転職サイト」であることだ。専任のキャリアアドバイザーが伴走するサービスではなく、利用者が自ら求人を検索し、企業と直接やり取りする仕組みになっている。
from40で利用できる主なサービスは次の3つだ。
- 求人特集
年収600万円以上のエグゼクティブ案件から、IT・営業・介護・施工管理・総務など幅広い職種をカバーし、40代・50代が応募しやすい求人を効率的に探せる。
- スカウトサービス
プロフィールを登録するだけで企業から直接オファーが届き、検索の手間を省いて新しい選択肢に出合える。
- 転職成功コラム・体験談
実例やノウハウが豊富に掲載されており、書類作成や面接準備など転職活動全体に役立つ情報を得られる。
from40は求人サイトであると同時に転職全般に関する情報収集にも役立つため、登録しておくだけでも損はない。
from40の評判まとめ|口コミからわかる向き不向き

from40は、ミドル・シニア層の転職希望者にとって強力な味方となる一方で、その特性を理解せずに利用すると不満を感じやすい。ここでは、利用者の評判を整理し、良い点と悪い点を明らかにしたうえで、どのような人に適しているのかを見ていく。
良い評判と悪い評判一覧
まずは、from40の代表的な良い口コミと悪い口コミを整理し、全体像を把握しておこう。
- 40代・50代を対象にした求人が多く年齢の壁を感じずに応募できた
- サイトの操作性がシンプルで、自分に合う求人を探しやすかった
- スカウト機能によって、思わぬ企業から声がかかった
- 求人情報が具体的に書かれていて、条件を比べやすかった
- 大手サイトと比べると求人数が限られていた
- 職種や勤務地が特定の分野に集中していて希望条件と合わないことがあった
- 転職エージェントのような支援は受けられなかった
from40は狙い通り「40代・50代が応募しやすい環境」を提供している一方で、求人件数の豊富さや転職サポート体制の充実度の面では大手サイトや転職エージェントに劣る。そのため、サービスの特徴を理解したうえで活用することが大切だ。
from40が向いている人・向いていない人
評判を踏まえると、from40を最大限に活用できる人物像と、他のサービスを検討した方がよい人物像が明確になる。
- 40代・50代で、年齢を理由に求人への応募をためらった経験がある人
- 過去に転職経験があり、主体的に転職活動を進められる人
- スカウトを活用して、他の転職サイトでは掲載されていない求人にも出合いたい人
- 20代・30代で、若手向けの求人を探している人
- 初めての転職で、キャリアアドバイザーの手厚い支援を求める人
- 地方での勤務を必須条件としている人
- 短期間で一気に転職先を決めたい人
もし自分が「向いている人」に当てはまるなら、from40は40代・50代の転職を後押ししてくれる有効な選択肢になるだろう。
from40の良い評判・口コミ|最大限生かせるメリット
from40が40代・50代の利用者から評価されているのは、単に「ミドル・シニアの年齢層に特化しているから」ではない。口コミをひも解くと、年齢を理由に求人への応募をためらう人にとって挑戦しやすい環境が整っており、新しい選択肢が見つかるという声が多い。
ここからは、利用者の口コミを通じてわかったメリットを紹介する。
40代・50代向けの求人が充実!年齢を気にせず応募できる

from40の最大の特徴は、就職活動における「年齢」という弱みを感じさせない点だ。一般的な転職サイトでは「自分の世代に合う求人が少ないのでは」と不安になることもあるが、from40はむしろ経験豊富なミドル層を歓迎する求人が集まっている。
その傾向は、利用者の声からも多く挙げられた。
男性45歳
4
転職前:製造メーカー、営業
転職後:IT・通信業界、企画・事業開発
from40は40代以降を主な対象としているため、年齢をネックに感じず求人を選べました。応募先の企業も年齢層に理解があり、面接でも安心して臨めました。
from40であれば、年齢は障壁ではなく経験値として評価されやすい。40代・50代にとって転職活動を前向きに進めるうえで心強い支えとなるだろう。
条件設定で希望に合う求人を効率的に探せる
from40のサイトはシンプルで直感的に操作でき、余計な手間をかけずに求人を絞り込める点が高く評価されている。
特に「こだわり条件」検索が充実しており、勤務形態(週3日以内勤務や短時間勤務)、待遇(社会保険完備や交通費支給)、対象層(主婦や外国人応援)といった多様な切り口から求人を絞り込める。
女性45歳
4
転職前:サービス業界、営業
転職後:医療・福祉業界、人事・総務・法務
検索条件を細かく設定できるので「通勤30分以内」「週休2日」「残業少なめ」など、自分のこだわりを反映しやすかったです。画面もシンプルで直感的に使えました。
転職活動において「自分の希望条件に合う求人を効率よく探せるか」は一番重要なポイントだといっても過言ではない。from40なら必要な情報にすぐアクセスでき、ライフプランやキャリアプランに沿った求人に出合いやすい。
スカウト機能で企業から直接オファーが届く

from40の特徴の一つがスカウト機能だ。スカウト登録は35歳以上から可能で、Web履歴書に経歴や希望条件を登録しておけば、その経験を即戦力として求める企業から直接声がかかる。
とりわけ40代・50代は積み上げたマネジメントスキルや専門スキルが評価の軸になりやすく、スカウトが成立しやすい。年齢ではなく、経験そのものが強みとして評価される。
実際、思いがけない企業から声がかかったという利用者の声も少なくない。
男性41歳
5
転職前:運輸・物流業界
転職後:運輸・物流業界
自分の情報を登録するだけで条件に合った企業から声がかかり、膨大な求人を探し回る必要がなくて助かりました。想定外の企業からオファーがあったのも印象的でした。
実際のオファー率は約85%(※)と高水準であり、数字のうえからもチャンスの広さが裏づけられている。受け身の姿勢でもオファーが届く仕組みは、40代・50代の経験価値がどこで求められているかを正しく把握するうえでも有効な手段といえる。
求人票が具体的で企業情報を比較検討しやすい
from40の求人票は情報が詳細で、応募前の判断材料として役立つと評価されている。仕事内容や勤務条件、必要なスキル、福利厚生といった内容が具体的に書かれている求人が多いため、入社後の働き方をイメージしやすい。
利用者の声からも、その点は高く評価されている。
女性48歳
4
転職前:小売業界、営業
転職後:サービス業界
求人票の内容が詳細で、働き方や求められる能力、福利厚生まで確認できたので安心感がありました。複数の候補を比べるときにも参考になりました。
40代・50代の転職では、「これまでの職務経験を次の職場でどのように生かせるか」を事前に見極めることが重要だ。from40の求人票は、その判断を後押しする有用な情報源といえる。
from40の悪い評判・口コミ|注意点と対策を解説
「思ったより求人が少なかった」「サポートが足りなかった」──from40にはそんな口コミも寄せられている。ここでは、ネガティブな評判とその対策を見ていこう。
大手転職サイトに比べると求人件数は少ない
from40の求人数は、リクルートエージェントやdodaといった大手総合型転職サービスと比べると件数そのものは少ない。40代・50代向けに求人を絞り込んでいるぶん、幅広い選択肢を望む人にとっては物足りなさを感じても不思議ではない。
実際の口コミからも、その傾向が見て取れる。
女性41歳
3
転職前:サービス業界
転職後:介護・福祉業界
希望条件に完全に合う求人は一定数ありましたが、勤務地や業種を細かく絞ると件数が少なく、選択肢が限られると感じることもありました。
この課題は以下の対策を講じれば解消できる。
● from40を「40代・50代向け求人の軸」として利用する
● 大手総合型サイトを併用して選択肢を広げる
こうした使い分けをすれば、求人の量と質のバランスを保ちながら転職活動を進められる。結果的に、自分の条件に合った求人と出合える可能性が高まる。
求人が都市部に集中しており地方では見つけにくい
from40の求人は東京や大阪といった都市部に偏っている。実際の口コミにおいても、「都市部の案件が多く、地方の案件は少ない」という声が目立つ。
女性42歳
3
転職前:メーカー、事務
転職後:IT企業、事務
地元で求人を探しましたが、件数は少なく、最終的に大阪まで範囲を広げてようやく条件に合う企業が見つかりました。
地方で仕事を探す場合は、以下の方法で補うのが現実的だ。
● 全国対応の大手総合型転職サイトを併用して選択肢を広げる
● 地域密着型の求人サービスやハローワークも並行して使う
都市部中心という特徴を踏まえ、リクルートエージェントなどの大手総合型転職サイトを組み合わせれば、地方でも自分に合った求人を見つけやすくなる。
転職エージェントと違い手厚いサポートは受けられない
from40はあくまで「転職サイト」であり、専任のキャリアアドバイザーは存在しない。そのため、履歴書・職務経歴書の添削、模擬面接、企業との日程調整や年収交渉といった、エージェント型の支援は基本的に受けられない。
実際の口コミでも「相談できる人がいないので不安だった」といった声がある。
男性41歳
2
転職前:コンサルティング業界
転職後:コンサルティング業界
他の転職エージェントのように、履歴書や職務履歴書の書き方のアドバイスや面接対策などの指導をしてもらうことができないのは残念でした。
こうしたサポートの薄さは、以下の方法で補うことができる。
● 書類添削や面接練習は、大手エージェントや自治体の無料相談サービスを利用する
● from40は「求人発見とスカウト専用ツール」と位置づけ、自主的に情報収集や準備を進める
他のエージェントを併用して支援を受けつつ、from40では求人発見とスカウトに集中する。この役割分担を意識すれば、不安を解消しながら着実に転職活動を進められる。
from40を使いこなす!40代・50代の転職を成功させる4つの活用術
転職サイトは、サービスそのものよりもプロフィールの質や検索方法次第で成果が大きく変わる。from40も例外ではなく、使い方ひとつで結果に差がつく。ここでは、特に意識しておきたい4つの活用術を紹介する。
スカウトの質を高めるためにプロフィールを充実させる

スカウトの質はプロフィールの完成度で決まる。from40では、企業の担当者が判断材料として見るのはWeb履歴書だけであり、ここが不十分だとスカウト自体が届かないこともある。
一方で、内容を具体的に書き込めば、管理職経験や専門スキルが評価され、条件に合ったオファーが届きやすくなる。
では、どのように書けば「質の高いスカウト」につながるのか。以下に、各項目の書き方と具体例を表でまとめた。
| 項目 | 書き方のポイント | 具体例 |
|---|---|---|
| 職務要約 | 300〜400字を目安に、自分の強みと生かせるスキルを端的にまとめる | 「メーカー営業として15年勤務。新規開拓と既存顧客フォローを両立し、毎年目標達成率110%を維持」 |
| 職務経歴 | 担当業務を羅列するのではなく、課題・行動・成果を数字とともに記す | 「新規開拓で年間50件の契約を獲得し、チーム売上を前年比120%に伸ばした」 |
| スキル・資格 | 専門スキル、語学力、保有資格を漏れなく整理する | 「中小企業診断士、TOEIC800点、マネジメント経験10年」 |
| 自己PR欄 | 応募先を意識し、転職後に実現したいことを前向きに書く | 「培った経験を生かし、次の職場では若手育成と組織力強化に貢献したい」 |
しっかり作り込んだプロフィールは、企業に自分の魅力を伝える武器となり、条件に合ったスカウトを引き寄せるカギになる。from40でスカウトの質を高めたいなら、まずはプロフィールを徹底的に磨き上げることから始めたい。
受け身にならず自分からも積極的に求人を検索・応募する
スカウトを待つだけでは、せっかくのチャンスを逃してしまう。なぜなら、すべての企業がスカウトを送っているわけではなく、自ら動かなければ出合えない求人もあるからだ。
チャンスを広げるには、検索機能を使った自己応募も積極的に行おう。検索条件や応募書類の工夫次第で、スカウトだけでは拾えない求人にアプローチできる可能性がある。例えば以下の工夫が役立つ。
- 検索条件を工夫する
勤務地や年収などは必須条件、それ以外は希望条件として整理することで、求人を取りこぼしにくくなる。
- 求人を保存して比較する
候補を並べて条件の違いを見比べることで、納得感のある応募ができる。
- 応募書類は求人ごとに調整する
同じ職務経歴でも、求人票の求める人材像に合わせて強調ポイントを変えると刺さりやすい。
- 40代・50代の経験を前面に出す
マネジメント経験や専門スキルなど、年齢ならではの強みを明確に示すと選考で差がつく。
スカウトという「待ち」と自己応募という「攻め」の両輪を回すことで、転職成功への道は確実に広がっていく。
転職コラムや体験談から転職に必要な知識を補充する
from40を使いこなすには情報コンテンツの活用が欠かせない。専任のキャリアアドバイザーがいないぶん、自分で知識を吸収しながら転職活動を進める必要がある。
公式サイト内にある「転職成功への道」「40代・50代ミドル転職コラム」「40代・50代の転職体験談」などには、ミドル・シニア層の転職市場の動向や書類作成のコツ、面接で評価されるポイントなど、実践的なノウハウが凝縮されている。なかでも同世代が転職を成功させた体験談は、戦略のヒントと前に進む勇気を与えてくれる。
こうした情報を吸収し、自分の行動に落とし込めば、転職に必要な知識を得られ、主体的に進めていく力につながる。
サポートの手厚さや求人の豊富さを補完するには他の転職エージェントも併用する
from40は40代・50代に特化した求人を見つけやすい一方で転職の手厚いサポートは受けられない。さらに、求人総数も大手転職エージェントほど豊富ではない。そこで役立つのが転職エージェントとの併用だ。この組み合わせによって、以下のような強みが加わる。
- 選考対策が強化できる
書類添削や模擬面接で準備が整う。特に40代・50代は経験をどうPRに落とし込むか整理するうえで、第三者の視点が有効だ。
- 条件交渉を任せられる
年収や入社日の希望もエージェントが代行してくれるため、スムーズに好条件につながる。
- 求人の幅が広がる
非公開求人にアクセスでき、管理職や専門職などの重要ポジションに出合えるチャンスが広がる。
転職成功のカギは「情報収集」と「段取り力」の掛け合わせにある。from40で求人を掘り起こし、エージェントで選考力を高める──この組み合わせが成功率を大きく押し上げる。
【他社比較】from40は他のミドル向け転職サービスとどう違う?
ミドル層向けの転職サービスはfrom40だけではない。ビズリーチやdoda Xのようなスカウト型、enミドルの転職やマイナビミドルシニアといった転職サイトなど、選択肢は多い。それぞれ特徴や強みが異なるため、違いを理解しておくことが転職活動の成否を決める第一歩となる。
ここでは、代表的なサービスと比較しながらfrom40 の位置づけを理解していく。
スカウト型転職サイト(ビズリーチ・doda X)との比較
from40と同様にスカウト機能を備えるサービスとして、ビズリーチやdoda Xがある。それぞれ主なターゲット層や運用モデルに明確な違いが存在する。下表に主な相違点をまとめた。
| from40 | ビズリーチ | doda X | |
|---|---|---|---|
| 年齢層 | 40代~50代 | 30代~40代中心 | 20代~40代中心 |
| 求人数 | 公開求人:約1万6800件非公開求人:3,000件以上) | 求人数:約17万3,000件 | 公開求人:約6万7,000件 |
| スカウト方法 | 企業から直接スカウト | ヘッドハンター経由+企業から直接スカウト | ヘッドハンター経由 |
| 特徴的なサービス | 40代・50代に特化。求人検索とスカウトの両方が使える | ハイクラス・年収1,000万円以上の求人が4割以上(2025年1月末時点)。一部有料サービスも | 幅広い年代に対応。ヘッドハンターとのマッチングで効率的に求人検索が可能 |
| 詳細 |
from40は「年齢軸」で40代・50代を明確にターゲットにしている点が特徴だ。一方、ビズリーチは「年収軸」でハイクラス層・管理職層向け求人が特に強い。doda Xは年代を問わずヘッドハンター経由で効率的に探せる。
スカウト型サービスでも得意領域は大きく異なる。マッチングの効率を重視するのか、年収アップを狙うのかといった軸で、自分に最適なサービスを選ぶことが大切だ。
ミドル層向け転職サイト(en ミドルの転職・マイナビミドルシニア)との比較
同じくミドル層をターゲットとする転職サイトとして、en ミドルの転職とマイナビミドルシニアがある。from40との主な違いは以下の通りだ。
| from40 | en ミドルの転職 | マイナビミドルシニア | |
|---|---|---|---|
| 年齢層 | 40代~50代 | 30代~40代 | 40代~60代 |
| 求人数 | 公開求人:約1万6800件非公開求人:3,000件以上) | 約36.7万件 | 約32万8,000件 |
| スカウト方法 | 企業から直接スカウト | エージェント経由が中心 | スカウトは一部のみ |
| 特徴的なサービス | 40代・50代に特化。求人検索とスカウトの両方が使える | ハイクラス求人が豊富。エージェント型の支援が強み | 正社員からパート・アルバイトまで対応。シニア向け求人もある |
| 詳細 |
求人数だけで見ればen ミドルの転職やマイナビミドルシニアが圧倒的だ。en ミドルの転職はエージェント経由のハイクラス案件に強く、マイナビミドルシニアはアルバイト・パートを含めた幅広い求人が特徴だ。
各サービスの強みは方向性が異なる。キャリアを磨きたいのか、働き方の幅を広げたいのかを明確にしたうえで選びたい。状況によってはfrom40と併用し、選択肢をさらに広げるのが有効だ。
【目的別】from40と併用したいおすすめ転職エージェント
では、実際にどのサービスと併用すべきか。「管理職案件の豊富さ」「スカウト機能の有無」「全体の求人案件数」「働き方の選択肢」「サポート体制の充実度」など重視する項目に応じて使い分けたい。以下はfrom40と併用する際におすすめの転職サイト・エージェントだ。
| 目的・ニーズ | 併用先(サービス名) | 使い分けのポイント |
|---|---|---|
| ハイクラス・年収アップを狙いたい | ビズリーチ | 年収1,000万円以上の案件が豊富。管理職・専門職向け求人が特に多い |
| スカウトの幅を広げたい | doda X | ヘッドハンター経由で非公開求人を打診してもらえる。受け身でもチャンスが広がる |
| 案件数を重視したい | en ミドルの転職 | 求人数が圧倒的に多い。40代でもハイクラス案件に挑戦できる |
| 働き方の選択肢を広げたい | マイナビミドルシニア | 正社員に加えパート・契約・シニア向けも多い。セカンドキャリアや再就職を視野に入れたい人向け |
| 情報量とサポートを重視したい | リクルートエージェント/doda | キャリアアドバイザーによる面談・書類添削・面接対策が充実。案件数は多いが40代・50代向けはやや少なめ |
from40で年齢特化の求人やスカウトを得ながら、他エージェントで案件数やサポートを補強する。この「特化+拡張」の組み合わせこそ、40代・50代の転職を成功に導く実践的な方法といえる。
from40の評判に関するよくある質問(FAQ)
- from40の利用に料金はかかる?
- from40は登録から求人検索、スカウト機能まですべて無料で利用できる。料金は求人を掲載する企業が負担する仕組みであるため、求職者が支払う費用は一切発生しない。したがって、利用者は金銭的なリスクを気にせず転職活動を進められる。
- from40は何歳から登録できる?
- from40には明確な年齢制限がない。サービス名が示す通り主な対象は40代・50代であるが、実際には30代で登録している利用者もいる。「スカウト機能」は35歳から登録できるため、40歳を迎える前でも利用は可能である。また、求人件数は限られるが「20代・30代応援」といった条件で募集されている求人も存在する。したがって、必ずしも40歳以上でなければ登録できないわけではない。
- from40は50代でも利用できる?
- from40は50代でも利用できる。むしろ50代は積極的に活用すべきサービスである。from40には50代を歓迎する求人や、管理職経験を前提とした求人も多数掲載されている。年齢を重ねて培った知識やマネジメント力を評価する企業も多く、50代だからこそ生かせる新たなキャリアに結びつきやすい。
- from40は未経験の職種へ転職したい場合でも使える?
- 使えるが、注意が必要である。from40にも未経験歓迎の求人は存在するものの、基本的には経験者向けの求人が中心である。40代・50代は即戦力としての活躍が期待されるため、全くの未経験職種への転職は難易度が高いのが実情である。ただし、キャリアチェンジを目指す場合でも、これまで培ったマネジメント力やコミュニケーション力といったポータブルスキルの伝え方によっては企業にとって魅力的に映るだろう。不安がある場合は、キャリアの棚卸しや面接対策を支援してくれる転職エージェントを併用するのが望ましい。