日本へのインバウンド需要が大きく増加

2024年現在、移動の制限が解除され、円安が進んだ影響もあり、日本へのインバウンド需要が大きく増加しています。

近年、日本は観光地として人気を集めていて、多くの外国人観光客が訪れています。日本の魅力的な観光地や文化、食べ物、テクノロジー、アート、伝統的なお祭りなど、多くの要素がインバウンド需要に寄与しています。

また、日本政府が観光業の振興に力を入れていることも、需要の増加につながっています。特に、アジア諸国からの旅行者が増加し、韓国、中国、台湾、香港などからの訪日観光客が大部分を占めていますが、最近では他の地域からも増えてきています。

焼肉が大人気

日本のインバウンド需要は観光だけでなく、食文化も大きな割合を占めています。

以前からの日本食ブームは引き続き好調ですが、日本の食文化の1つである和牛を楽しみに来日する外国人観光客も増えています。

ステーキ店やすき焼き店も人気ですが、最近では焼肉が大人気です。

インバウンド需要を意識した焼肉店は、英語表記のメニューを用意するのはもちろん、ホームページも英語表示のものを作成し、語学の堪能なホールスタッフを雇うようにしています。

こういった企業努力を行う焼肉店の中には、お客さんの80%近くがインバウンドで占められている人気店もあります。

この数年で生活習慣が変わり、日本人の遅い時間での外食は減りつつありますが、代わりにその営業時間を埋めているのも外国の方だと言われています。

網の上で焼かれる焼肉
写真=iStock.com/primeimages
なぜインバウンド外国人は「日本の焼肉」が大好きなのか(※写真はイメージです)