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ウェルスナビ(WealthNavi)は、簡単な質問に回答するだけで自分にあった運用プランを見ることができ、資産のバランス調整も自動でお任せできる資産運用サービスだ。手軽に世界の株式に分散投資できるサービスとして注目を集める一方で、インターネット上では「手数料が高く、やめたほうがいい」という評判も散見される。

ウェルスナビはロボアドバイザーによるサポートが受けられるため、投資経験が浅い初心者にとっては特に便利なサービスと考えられるが、実際はどうなのだろうか。

そこで、PRESIDENT Growthアフィリエイト記事制作チームは、ウェルスナビへの評価の真相を確かめるため、「ウェルスナビの評判に関する口コミアンケート」をインターネット上で実施した

本記事では、ウェルスナビの利用者の口コミ(調査)を基に、そのメリットとデメリットについて検証する。ウェルスナビの利用を検討している方はぜひ参考にしてほしい。

この記事で分かること
  • ウェルスナビの口コミと評判
  • ウェルスナビのメリットとデメリット
  • ウェルスナビの始め方
■口コミ調査の概要
収集方法 クラウドワークスの登録者に対するアンケート
収集期間 2024年12月
回答者総数 6名 ※有効回答者数
年代 20代〜40代

目次

  1. ウェルスナビ(WealthNavi)とは?
    1. ウェルスナビは全自動で資産運用を任せられるサービス
    2. 自分のスタイルに合わせて国際分散投資ができる
  2. ウェルスナビの口コミと評判
    1. ウェルスナビの良い口コミと評判
    2. ウェルスナビの悪い口コミと評判
  3. ウェルスナビのメリット
    1. 質問に答えるだけで投資プランを最適化できる
    2. 1万円の少額から投資できる
    3. 新NISAにも対応している
  4. ウェルスナビのデメリット
    1. 運用手数料がやや高い
    2. 短期投資には向いていない
  5. ウェルスナビはどんな人におすすめ?
  6. ウェルスナビの始め方3ステップ
    1. 1. 運用プランを無料で診断
    2. 2. 口座開設の申し込み
    3. 3. 入金して資産運用スタート
  7. ウェルスナビに関するよくある質問

ウェルスナビ(WealthNavi)とは?

ウェルスナビ(WealthNavi)とは
画像引用: ウェルスナビ

ウェルスナビ(WealthNavi)は、前述の通り投資に関する知識が乏しくても、手軽に国際分散投資を始められる点が大きな特徴で、預かり資産は1.3兆円を突破(※1)、利用者数も41万人(※2)を超えている。ここではウェルスナビの詳細について解説していく。

※1:一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2024年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2024年6月時点)
※2:2024年9月30日時点の運用者数

ウェルスナビは全自動で資産運用を任せられるサービス

ウェルスナビは、全自動で資産運用を任せられるサービスだ。従来の資産運用は、投資家自身が市場の動向を分析し、銘柄を選定する必要があった。

しかし、ウェルスナビでは、以下に挙げられる6つの質問に答えるだけで、アルゴリズムに基づいた最適なポートフォリオが利用者に提案される。

ポートフォリオ提案のための質問項目
  • 年代
  • 年収
  • 金融資産額
  • 毎月の積立額
  • 資産運用の目的

その後の発注、リバランス、税金の最適化(DeTAX)といった運用に関わる作業についても、すべてウェルスナビに任せられるため、投資の知識がない初心者や、忙しくて投資に時間を割けない人でも、手間をかけずに資産運用を始めることができる。

自分のスタイルに合わせて国際分散投資ができる

ウェルスナビは、運用の基本である「長期・積立・分散」を重視しており、国際分散投資を気軽に実現できる点も特徴の1つだ。

ウェルスナビでは、厳選されたETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国、1万2000銘柄に分散投資を行っている。

ETFとは?

東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託のこと。Exchange Traded Fundsの略で「上場投資信託」とも呼ばれる。投資信託は1日1回しか取引できないが、ETFは金融商品取引所の時間内であれば株式と同じように売買できる。

株式の場合、地域別に以下のリスクと期待リターンが設定されており、各個人の年齢や資産状況に合わせて組み入れ比率が調整されている。

■地域別株式のリスクと期待リターン
地域別株式 リスク 期待リターン
米国株 16.8% 7.1%
日欧株 16.7% 7.1%
新興国株 17.2% 6.5%
出典:WealthNavi の資産運用アルゴリズム
(2024年4月時点)

手間をかけずに国際分散投資を行いたい人にとって、ウェルスナビが有力な選択肢の1つといえるのは、まさにこの点にある。

ウェルスナビの口コミと評判

ウェルスナビの良い口コミと評判、悪い口コミと評判についてそれぞれまとめた。実際に利用したユーザーの声を通して、ウェルスナビの実態を把握してみたい。

ウェルスナビの良い口コミと評判

口コミ

40代女性(運用歴:3ヵ月〜半年)

4

ロボアドバイザーで資産運用を代行してくれるので投資初心者の私でも気軽に始めることができました。手間がかからず、リスク許容度に合わせて運用してくれるので安心しています。

まだはじめて半年ほどですが、過去の運用実績が好調であるということも調べてからはじめたので、今後に期待しています。

口コミ

30代女性(運用歴:1〜3ヵ月)

4

ウェルスナビを使ってみて特に良いと感じたのは、資産運用の手間がほとんどかからないところです。自分のリスク許容度を設定するだけで、国際分散投資やリバランス、税金最適化まで全部自動でやってくれるのは本当に助かります。アプリで運用状況を手軽に確認できるのも安心ですし、少額からスタートできたので無理なく続けられています。投資初心者の私でもここまで簡単に運用を始められるとは思いませんでした。

口コミ

30代男性(運用歴:3ヵ月〜半年)

5

普段利用する交通系ポイントと連携している点は魅力的です。毎月の資産評価額に応じてポイントが貯まる仕組みは、長期投資を続けるモチベーションにもつながります。ウェルスナビで貯めたポイントをPASMOにチャージしたりと、ポイントを循環させられるのが嬉しいです。

ウェルスナビの良い口コミでは、多くの利用者が、資産運用を自動で代行してくれる点や、手間がかからず少額から始められる点を高く評価している。

また、リスク許容度に応じた運用の仕組みや、アプリで手軽に状況を確認できる利便性も安心感につながっているようだ。

さらに、ウェルスナビでは、資産評価額やクレカ積立額に応じてマイルやポイントが付与される仕組みも好評だ。以下のマイルやポイントと提携している。

資産運用の開始や資産評価額に応じて貯まる
  • JALのマイル
  • ANAのマイル
  • TOKYU POINT
  • 小田急ポイント
クレカ積立額に応じて貯まる
  • WAON POINT

貯まったポイントはPASMOにチャージするなど日常生活で活用できるため、長期的な投資へのモチベーション維持に役立っているという声も寄せられている。

ウェルスナビの悪い口コミと評判

口コミ

30代男性(運用歴:3ヵ月〜半年)

4

特に悪い点は、やはり手数料の高さです。年率1.1%という手数料は、自分で個別株を選んで運用する場合と比較すると、どうしても割高に感じてしまいます。とはいえ、忙しい私にとっては手軽さが大きなメリットなので、手数料と手間を天秤にかけて利用しています。

口コミ

20代男性(運用歴:半年〜1年)

3

ウェルスナビの良くない点は、取引の手続きをしてもすぐに取引が始められるわけではないことだと思います。株価が上がっているタイミングを見計らって取引を始めても、実際の積立は1カ月後からだったりするので残念だと思いました。また、手数料についても、他社サービスと比較するとやや高めに感じられる点は考慮する必要があるでしょう。

口コミ

30代女性(運用歴:1〜3ヵ月)

4

ウェルスナビを使ってみて気になった点は、短期的な運用を目的とする場合、期待する成果を得るまでには時間を要する可能性があるということです。そのため、短期間で結果を求める方には、やや物足りなさを感じるかもしれません。また、運用内容の詳細について、もう少し詳しい情報が提供されていると、より安心して利用できると感じました。特に、自分で運用状況を細かく把握したいという方にとっては、情報が不足していると感じる部分もあるかもしれません。

ウェルスナビの悪い口コミや評判で共通して指摘されているのは、運用手数料の高さだ。年率1.1%(税込)という手数料はサービス内容に見合っているという意見もあるが、運用する資産額が増えるにつれて、手数料の負担が大きく感じられるという利用者も多い。

ただし、他のロボアドバイザーサービスと比較すると、突出してウェルスナビの手数料が高いわけではない。詳細は「ウェルスナビのデメリット」にて解説する。

また、取引開始までの時間に関する不満の声も聞かれる。取引の手続きをしても、すぐに取引が開始されるわけではないため、売買のタイミングを逃してしまうという点がネックであると感じる利用者もいるようだ。

さらに、具体的な運用状況などが詳細に確認できないため、自分の資産がどのように運用されているのかを詳しく知りたい人にとっては、不安を感じる要因となっている。

ウェルスナビのメリット

これまでに紹介したウェルスナビの口コミをもとに、ウェルスナビのメリットやデメリットを解説する。ウェルスナビのメリットは主に3つある。

質問に答えるだけで投資プランを最適化できる

ウェルスナビの大きなメリットは、「ウェルスナビとは?」でも挙げた通り、簡単な質問に答えるだけで個々の状況に最適化された投資プランを自動で提案してくれる点だ。

最適化された投資プラン
画像引用: ウェルスナビ

年齢、年収、リスク許容度、投資目的など、いくつかの質問に答えるだけで、最適なポートフォリオが自動で構築されるため、投資の知識がない初心者でも手軽に資産運用を始められる。

これは、ノーベル経済学賞受賞者が提唱した「現代ポートフォリオ理論」に基づいており、世界中の株式や債券、不動産などに分散投資を行うことで、リスクを抑えながら安定的なリターンを目指す仕組みとなっている。

さらに、運用開始後もポートフォリオは自動でメンテナンスされるため、市場の変動に合わせて最適な状態に保たれ、投資家自身が頻繁に取引を行う必要がない。

1万円の少額から投資できる

少額から手軽に投資を始められる点もウェルスナビのメリットの1つだ。最低投資額は1万円から可能で、これまで投資に二の足を踏んでいた初心者や、まとまった資金がない若年層でも気軽に投資を始められる。

他のロボアドバイザーサービスをみると、最低投資金額が100円というサービスもある一方、10万円と高額な設定がなされているものもある。

■ロボアドバイザー(一部)の最低投資金額比較
サービス名 最低投資金額
ウェルスナビ 1万円
ROBOPRO 10万円
マネックスアドバイザー 5万円
THEO 1万円
SBIラップ 1万円
らくらく投資 100円
(2025年1月時点)

さらに、積立投資も月々1万円から可能なため、毎月の収入から無理なく投資資金を捻出できる。これにより、ドル・コスト平均法の効果を享受しながら、着実に資産を増やしていくことが期待できる。

ドル・コスト平均法とは?

一定期間ごとに一定額を投資することで、購入価格を平準化し、市場の価格変動リスクを軽減する方法。

新NISAにも対応している

新NISAにも対応
画像引用: ウェルスナビ

ウェルスナビは、新NISAにも対応している。具体的には、「おまかせNISA」という機能を通じて、新NISAの非課税枠を活用し、資産運用を自動で最適化してくれる。

おまかせNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の両方を活用し、最適な配分で投資を行う。これにより、投資家は自身でどの枠を使うか、どの資産を保有するかといった複雑な判断をする必要がなくなる。

他のロボアドバイザーを比較すると、新NISAに対応していないサービスも多い。

■ロボアドバイザー(一部)のNISA対応比較
サービス名 新NISA対応
ウェルスナビ
ROBOPRO ×
マネックスアドバイザー ×
THEO ×
SBIラップ ×
らくらく投資
(2025年1月時点)

ウェルスナビを利用すると、投資の知識や経験が少ない初心者でも新NISAの非課税枠を利用して長期的な資産運用に取り組むことができるだろう。

ウェルスナビのデメリット

ウェルスナビの口コミをもとにすると、ウェルスナビのデメリットは以下2つだ。

運用手数料がやや高い

ウェルスナビのデメリットは、運用手数料がやや高いことである。具体的には、NISA口座以外の通常口座の場合、年率1.1%(税込)※1の手数料が発生する。

運用手数料が高い
画像引用: ウェルスナビ

この手数料は、他の証券会社が提供する類似のサービスと比較すると、やや高めの水準といえる。例えばマネックス証券の提供する「マネックスアドバイザー」やSBI証券の提供する「SBIラップ」の手数料は1%以下だ。

■ロボアドバイザー(一部)の手数料比較
サービス名 手数料
ウェルスナビ 1.1% ※1
ROBOPRO 1.1% ※1
マネックスアドバイザー 0.33%
THEO 1.1% ※1
SBIラップ 0.66%
らくらく投資 なし
※1 3,000万円を超える部分は0.55%
※別途信託報酬も発生する
(2025年1月時点)

ただし、ロボアドバイザーは投資のアドバイスを行ったり、自動で運用を行ったりする分、ネット証券の他サービスと比較すると全体的に手数料が高い傾向にある。

ウェルスナビの手数料は突出して高いわけではないため、手数料以外の項目も視野に入れてサービス利用を判断しよう。

短期投資には向いていない

ウェルスナビは、長期的な資産形成を目的としたロボアドバイザーで、安定的な成長を目指す運用方法を採用しているため、短期間で大きな利益を狙う投資には適していない。

また、ウェルスナビは複数のETFに分散投資を行うことでリスクを抑えるポートフォリオを構築しており、短期間では市場の急激な変動に対応しにくく、大きな利益を得る機会を逃す可能性がある。

さらに、ウェルスナビは過去のデータに基づいてポートフォリオを最適化するアルゴリズムを使用しているため、短期的な市場のトレンドを捉えることは得意ではないと考えられる。

あくまで長期的な視点で資産を形成したいと考える投資家にとって有効な手段であることを認識しておこう。

ウェルスナビはどんな人におすすめ?

ウェルスナビは、 ロボアドバイザーが客観的に運用を行うため、特に投資初心者に最適だ。また、手間をかけずに国際分散投資を行いたい人、長期投資をしたい人に向いているだろう。

ウェルスナビがおすすめの人
  • 投資に興味があるが何から始めれば良いかわからない初心者
  • 投資に時間や知識を割きたくない人
  • 長期的な資産形成を考えている人
  • 合理的な投資を行いたい人

一方、ウェルスナビは長期投資を前提としているため、短期的な値動きで利益を狙いたい場合には適していない。具体的には、以下のような項目に当てはまる場合は向いていない。

ウェルスナビが不向きな人
  • 短期的な利益を追求したい人
  • 自分で積極的に投資判断を行いたい人
  • 手数料を極力抑えたい人
  • 高度な投資戦略を求めている人

ウェルスナビの始め方3ステップ

ウェルスナビの始め方
画像引用: ウェルスナビ

ウェルスナビは下記の通り簡単な3ステップで始めることができる。

1. 運用プランを無料で診断

運用プランを無料で診断
画像引用: ウェルスナビ

まず自分に最適な運用プランを診断するために6つの簡単な質問に回答する。すると、リスク許容度や運用目的に合わせたプランが自動で提案される。この診断結果をもとに、どのような投資が自分に適しているかを認識する。ただし、この診断は必須ではなく、診断を受けなくても口座開設は可能である。

2. 口座開設の申し込み

口座開設の申し込み
画像引用: ウェルスナビ

ウェルスナビの口座開設はオンラインで簡単に申し込むことができる。まずはメールアドレスとパスワードを登録し、その後、認証コードを入力する。

次に「お客様情報」を登録し、本人確認書類をアップロードすることで、オンラインで手続きが完了する。規約に同意し、簡易書留の配達希望日を選択するだけで、口座開設手続きが終了する。

3. 入金して資産運用スタート

実際に資産運用を開始するためには、簡易書留を受け取る必要がある。書留を受け取った後、ウェルスナビにログインし、リスク許容度を設定したうえで、1万円以上の入金を行う。

入金から運用開始までの時間は、最短で2営業日以内に完了するが、申し込みが集中する時期には手続きに時間がかかる場合がある。入金が確認され次第、最適なポートフォリオに基づいて、自動的に資産運用が始まる。

ウェルスナビに関するよくある質問

ウェルスナビが「やめたほうがいい」と言われる理由やデメリットは?

ウェルスナビが「やめたほうがいい」と言われる理由として手数料がやや高い点が挙げられる。ウェルスナビでは、預かり資産に対して年率1.1%(税込)の手数料が発生する。これは他のロボアドバイザーやインデックスファンドと比較すると、やや高めの水準であるため、コストを重視する投資家からは敬遠される傾向にある。

ウェルスナビの手数料は毎月いくら?

ウェルスナビの手数料は、預かり資産に対して年率1.1%(税込)で、毎月引き落とされる仕組みである。毎月初めの営業日に前月分の手数料が、運用している資産の額に応じて計算され、引き落とされるため、常に最新の運用額に応じた手数料が適用される。